フレンチ・パラドックスとジャパニーズ・パラドックス

フレンチ・パラドックスとジャパニーズ・パラドックス

フレンチ・パラドックスとジャパニーズ・パラドックス

フレンチ・パラドックスとジャパニーズ・パラドックス

 

長年、心臓病の医師や研究者を悩ませてきた「フレンチ・パラドックス」という統計上の謎がありました。直訳すると「フランスの逆説」となります。

 

一般に動物性脂肪の摂取量の多い国ほど心臓病の死亡率は高くなりますが、なぜかフランスだけは違っていました。

 

1989年にWHO(世界保健機関)が発表したデータでも、すでにフレンチ・パラドックスは裏付けられていました。肉やバター、チーズなどの消費量は欧州各国のなかでもフランスはトップクラスなのに、心臓病の死亡率は35か国中34位と最低ラインだったのです。

 

この死亡率をみても心臓病の疫学の常識からすると、完全に「逆説」になります。92年になって、この「逆説」を解く鍵はワインの消費量にあるらしいという説が、フランスで浮上してきました。

 

実際、91年の調査でもフランス国民1人当たりのワイン消費量は66.8リットルと世界でも群を抜いていました。この数値には赤ちゃんも含まれていますから、成人1人当たりではもっと多いことになります。

 

ポルトガルやイタリアなども心臓病の死亡率が低い傾向にあります。いずれも魚介類やオリーブ油に加えて赤ワインの消費の多い国です。心臓病による死亡率の高いイギリスのワイン消費量はフランスの6分の1、ドイツは半分ほどで、いずれもウイスキーやビールのよく飲まれる国です。

 

フランス同様ワインの産地で、消費量も少なくないドイツに心臓病が多いのは、白ワインに偏っていることが大きな要因とみられています。

 

93年になり、赤ワインに大量に含まれるポリフェノールという成分が心臓病を抑制するという説がアメリカで発表されました。テレビで紹介されたために、赤ワインブームが起こり、世界中に飛び火していきました。

 

 

ジャパニーズ・パラドックス

 

フレンチ・パラドックスほど有名ではありませんが、ジャバニーズ・パラドックスという言葉も欧米の研究者の間では知られています。

 

日本人男性の50%以上がタバコを吸うにもかかわらず心筋梗塞の死亡率が低いというのがジャパニーズ・パラドックスです。

 

喫煙は動脈硬化の三大因子の一つですが、50%という数値は欧米に比べて非常に高いので、欧米の学者が不思議に思うのは当然かもしれません。

 

その理由を考えてみますと、欧米に比べて脂肪摂取量が少なく、血液の流れをよくする魚類を多く食べていることがあげられます。

 

しかも日本人がよく飲むお茶には、血中のコレステロールを下げるカチキンが大量に入っています。

 

日本人の食習慣がタバコのリスクを大幅に軽減しているというのが、専門家の指摘するところです。

 

 

 

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