ビタミンの国際単位IU、μg、mgって何?

IUとは(international unitの略)で、食品に含まれるビタミン類の量や効力を表す国際的な統一基準です。

 

WHO(世界保健機関)によって、ビタミンA、D、E、B1、C、プロビタミンAの6種類について決められています。

 

これらの6種類のビタミン類には、それぞれ同じような効力を示す物質が何種類もあるため、効力の強い物を基準に1IUに相当する効力が決められました。

 

「日本人の栄養所要量」では、IUで表されているのはビタミンAとビタミンDだけですが、この二つの効力を示す物質が、ほかのビタミンよりも特に多いためです。

 

ビタミンAの場合は1IU=0.3μg、ビタミンDの場合は1IU=0.025μgとなります。

 

ビタミンB1、B2、B6、C、E、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、など多くのビタミンで使われている mg とは1グラムの千分の一がmgになります。

 

mgの千分の一が μg と表され、1000μg=1mgとなります。つまり1gの10万分の一がμgです。

 

ビタミンB12ビタミンK、レチノールなど量が少なくてよいものはこのμg単位を使っています。

 

特定のビタミンのとりすぎは、からだによくないのでしょうか?

よくありません!脂溶性ビタミンは、とくに気をつけなくてはいけません。

 

ビタミンA,ビタミンD,ビタミンKは脂溶性ですので、肝臓や体細胞に蓄積します。これらのビタミンを摂取しすぎると毒性が出て、下記のようなさまざまな症状を引き起こします。

 

  • 頭痛、むかつき、嘔吐、目まい
  • 脱毛、腹痛、骨の痛み

 

こうした症状のほとんどは、ビタミン剤の服用を中止すれば改善しますが、ビタミンAやビタミンDの害は子供にでやすいようです。

 

脂溶性のビタミンEには毒性は知られていませんが、組織へのビタミンAの蓄積をうながし、ビタミンAの過剰摂取による症状がひどくなります。

 

水溶性ビタミン(ビタミンB群,ビタミンC)は、大量に摂取しても、尿に排泄されます。

 

 

バランスの良い食事をとっていても、ビタミン剤を服用しなければなりませんか?

いいえ、いろいろな食物をバランスよく食べていれば必要ありません。

 

必要量以上にビタミンを摂取してもお金の無駄遣いですし、からだにも悪い影響がでます。ビタミン剤を毎日服用すると、ビタミン過剰になるおそれがあります。

 

一方で、ビタミン剤が効果的な人もいます。それは幼児やお年寄り、減量中の人、月経前症候群の患者、消火器系の病気で栄養の吸収が不十分な人などです。

 

骨粗鬆症の予防にはビタミンDが必要といわれていますが、どう摂取したらよいのでしょうか?

骨粗鬆症になると、骨がもろくなって骨折しやすくなります。

 

予防には牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品をはじめ、カルシウムの豊富な食品をとることが第一ですが、小腸でのカルシウムの吸収を高めるビタミンDの摂取量を増やします。

 

紫外線にあたると、皮膚でビタミンDが合成され食物からとったビタミンDも活性化されるので、骨粗鬆症の予防には日光浴も大切です。

 

貧血の予防にばビタミンをとるとよいと聞きましたが、どんなビタミンが効果的?

多くの貧血は、体内の鉄分が不足することによって起こります。食物に含まれる鉄分がからだに吸収されるためには、ビタミンCの働きが欠かせません。

 

したがって貧血ぎみの人は、ビタミンCを多く含む食物を積極的にとるようにしましょう。

 

造血にかかわるビタミンB12、葉酸、そしてヘモグロビンの産生にかかわるビタミンB6の摂取も、貧血予防に効果があります。

 

鉄欠乏性貧血は、食事性の貧血ともいわれます。偏った食生活が誘因になって貧血を招いているケースは少なくありません。栄養バランスにも気を配ってください。

 

 


 

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