ビタミンの効果・効能

ビタミン過剰症

ビタミン過剰症

ビタミン過剰症

 

 

ビタミンを食事からとっている限り、ビタミン過剰症になることはありません。

 

過剰症の原因のほとんどは、ビタミン製剤のとりすぎです。

 

ビタミンB1、B2、ナイアシン(ニコチン酸)、B6、B12、葉酸、Cなどの水溶性ビタミンは、必要以上の量をとっても尿と一緒に排泄されるので、過剰症の心配はほとんどありません。

 

一方、ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンを大量にとると、肝臓に蓄積してさまざまな過剰症状が起こり、健康に支障をきたすことがあります。

 

ビタミンA過剰症

ビタミンAの過剰症状は、にきびなどの治療や妊娠中にビタミンAの注射を受けたり、製剤を大量に服用した場合に起こります。

 

ビタミンAを摂取後約12時間で起こる急性症状と、数ヶ月以上にわたって摂取した後に発症する慢性症状があります。急性症状は、吐き気や嘔吐、めまい、意識障害などです。

 

一方、慢性症状では、急性症状に加えて全身倦怠感、食欲不振、手足の痛み、皮膚症状などがみられます。皮膚症状ではかゆみや乾燥が起こった後、全身の皮膚の表面がふけのようにはがれ落ちます。

 

ビタミンD過剰症

ビタミンD製剤などを大量に服用すると、小腸でのカルシウムの吸収が異常に高まります。その結果、血液中のカルシウムの量が増え、過剰症状が現れます。

 

まず、食欲不振、嘔吐、便秘、体重減少、脱力感などが起こります。過剰状態が長期間にわたると、尿量が増えるなど、腎臓の機能に異常をきたすようになります。

 

ビタミンE過剰症

ビタミンEは、ほかの脂溶性ビタミンのように明らかな過剰症状は現れません。しかし、ビタミンE製剤などを大量に服用すると、出血時に血が止まりにくくなることがあるようです。

 

「若返りのビタミン」などともてはやされたこともあり、一般の薬局で気軽に購入する人も多いようですが、自己判断で長期間服用することは避けるべきでしょう。

 

ビタミンK過剰症

大人の場合は少ないようです。新生児の病気に対して製剤が用いられ、過剰になって、貧血を招くことがあります。

 

検査の内容は、基本的にビタミン欠乏症と同じです。過剰症状について問診が行われた後、採血により血液中のビタミンの濃度が測定されます。

 

 

ビタミン過剰症の予防

 

ビタミンの過剰症状が現れたら、原因となっているビタミン製剤の服用をすぐに中止してください。

 

例えばビタミンA過剰症ならば、ただちにビタミンA製剤の服用をやめ、急性中毒症(脳圧亢進症)を引き起こしている場合には、浸透圧性利尿剤の点滴などによって脳圧を下げる処置を行います。

 

ビタミンD過剰症では、ビタミンD製剤の服用を中止し、しばらく低カルシウム食にしてください。必要に応じて点滴やステロイド剤の投与などによって、血清カルシウムの低下と排泄を促します。

 

ビタミン過剰症を防ぐには、ビタミン製剤に頼らないですむように日頃の食生活を見直すことが大切です。

 

 


 

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