薬膳料理の中のスパイス

薬膳料理の中のスパイス

 

中国には医食同源という言葉があります。日常の食事で病気の予防や治療をするという考え方です。

 

薬膳料理は、さらに発展させたもので漢方薬を料理にとり入れます。なかには西洋でいうところのスパイスもかなり入っています。

 

 

整腸作用のあるウイキョウは西洋ではフェンネルのことです。健胃作用、腹痛、吐き気止めによいといわれるチョウコウはクローブと同じです。

 

消化不良によく鎮痛作用のあるといわれる八角はスターアニスと同じものです。

 

さらに、鎮静、鎮痛、冷え性などに用いられるパンコウカはサフランとよばれています。

 

 

薬膳料理をつくる際のセオリーとしては陰陽五行説に基づく五味の分類法があります。

 

五味は味と五臓との関係をいったもので、「酸」は収斂(しゅうれん)作用があり、肝、胆を養います。

 

 

「苦」は固める作用があり、心、小腸を養い、「甘」はゆるめる作用があり、脾(ひ)、胃を丈夫にします。

 

「辛」は発散作用があり、肺、大腸を養い、「鹹」(塩辛さ)は軟化作用があり、腎、膀胱を養うとなっています。

 

ただし、いずれも過食するとかえって臓器に負担をかけてしまいます。

 

 

中華料理のデザートとして有名な杏仁豆腐は、殻を取ったあんずの種子が入っており、咳や痰(たん)を鎮め、便秘を改善する働きがあります。

 

シソの葉とシソの実は薬膳料理によく使われますが、からだを温める作用があり、かぜや夏ばて、食欲不振を改善するといわれています。

 

 

 


 

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