民間療法による塩の効果効能

民間療法による塩の効果効能

 

海水から塩をとり出すには難しい技法が必要だったので、人類は岩塩や地表に現れた塩をとることから塩との関係をもち始めました。

 

しかし、比較的容易に塩が入手できるようになると、調味用のほかにもさまざまな効用に気づき、長期間にわたって使用法に改良を加えながら用いてきました。

塩を使った主な民間療法の効果には、次のようなものがあります。

 

朝一番に薄い塩水を飲むと、胃腸にとっての目覚ましになって、大腸の蠕動運動が始まり、便通がよくなるとされています。軽いストレッチ運動と組み合わせると、さらに効果的です。

 

また、塩には歯肉を引き締める効果があります。そのため、古くから塩で歯を磨く習慣がありました。ナスのヘタを黒こげにして、その粉を塩に混ぜて磨くとさらに効果があるといわれています。塩で歯を磨くときは、歯ブラシは使わず、指で歯肉をマッサージすることがポイントです。

 

寝冷えによる腹痛には、へその上にガーゼやタオルを敷き、その上に塩をのせ、さらにもぐさを置いて灸をすると、その効果が長く続くとされています。

 

また、入浴の際に汗と垢を洗い流した後、ひとつかみの塩をガーゼでくるみ、7〜8分かけてからだ全体の皮膚を軽くマッサージします。これを2週間ぐらい続けると、胃腸の調子がよくなり、神経痛やリウマチなどによるからだの痛みも改善するといわれています。

 

あせもやできもの、靴ずれなどに塩を塗り込むのは昔からあった知恵で、濃い塩水に足をつけると水虫にもよいともいわれています。

 

昔の農家では、山仕事に行く前に、漆かぶれを防ぐために、手足に塩水を塗ったものでした。これは現代でも、キャンプなどをするときには生かせる知恵です。万一漆にかぶれてしまったら、塩をすりつけるのも効果的です。

 

塩の殺菌効果に着目したものでは、外出から帰ったときに番茶に小さじ1杯の塩を入れてうがいをすると効くというのがあります。

 

また、スポーツなどでのどが渇くと、口の中がネバネバして水を飲んでもなかなか消えません。そんなときは、少量の塩をなめるとすっきりします。

 

さらに、天然の食塩泉の効能はよく知られていますが、家庭でも浴槽にひとつかみほどの天然塩を入れて入浴すると、皮膚の汗腺からミネラル分が吸収されます。特に冷え性や婦人病に効果的とされています。浴槽で熱い番茶に食塩を少々加えて飲用すれば湯ざめの防止になります。

 

美容効果に関するものでは、洗顔のときに洗面器にスプーン1杯の塩を溶かしておくと、肌の血色がよくなり、化粧ののりもよくなるといわれています。

 

 

 

 


 

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