生命維持のために欠かせない塩

生命維持のために欠かせない塩

生命維持のために欠かせない塩

生命維持のために欠かせない塩

 

人間の体内には、成人で体重の約5%の塩分があります。

 

塩分の多くは骨格や筋肉中に含まれていますが、体重の約60〜70%を占めている体液にも塩分が存在しています。

 

体液は、塩分を含んだ海水のような状態になっていて、成分は太古の海水にきわめて近い物質によって構成されています。

 

体液とは体内の水分を総称するよび名で、臓器や器官の細胞内にある細胞内液と、組織間隙にある組織間液、血管やリンパ管といった脈管内に分布する血液およびリンパ液などの細胞外液に分けられます。

 

 

細胞内液は細胞膜をはさんで隣り合わせになっている細胞外液から栄養をとり込んだり、代謝老廃物を細胞外液に送り返します。

 

こうした活動は双方の浸透圧の差によって行われています。浸透圧調整のために必要な物質が、塩(NaCl=塩化ナトリウム)に含まれているナトリウムイオンです。

 

塩分は、生体内では大部分がナトリウムイオン、塩素イオンとして機能しています。そのうち、ナトリウムイオンは、体液量を決定するうえでも重要な役割を果たしています。

 

 

また、人間のからだは中性からややアルカリ性になっています。

 

ところが、タンパク質や脂肪などの栄養素が体内で消化されると酸性物質が生成され、放置しておくとからだが酸性になってしまうので、アルカリ性の物質で中和して正常な状態に保つ必要があります。このときも、ナトリウムイオンが活躍します。

 

 

塩には熱量はないので、人間が活動する際のエネルギー源にはなりません。

 

しかし、人体機能の保全という面では、ほかのものでの代替は不可能であり、塩は生命の維持には欠かせない存在なのです。

 

 

 

 


 

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