塩の効果効能

 

塩の効果効能記事一覧

生命維持のために欠かせない塩

人間の体内には、成人で体重の約5%の塩分があります。塩分の多くは骨格や筋肉中に含まれていますが、体重の約60〜70%を占めている体液にも塩分が存在しています。体液は、塩分を含んだ海水のような状態になっていて、成分は太古の海水にきわめて近い物質によって構成されています。体液とは体内の水分を総称するよび名で、臓器や器官の細胞内にある細胞内液と、組織間隙にある組織間液、血管やリンパ管といった脈管内に分布...

民間療法による塩の効果効能

海水から塩をとり出すには難しい技法が必要だったので、人類は岩塩や地表に現れた塩をとることから塩との関係をもち始めました。しかし、比較的容易に塩が入手できるようになると、調味用のほかにもさまざまな効用に気づき、長期間にわたって使用法に改良を加えながら用いてきました。塩を使った主な民間療法の効果には、次のようなものがあります。朝一番に薄い塩水を飲むと、胃腸にとっての目覚ましになって、大腸の蠕動運動が始...

漢方薬としての塩の効能

塩は体調を整えるさまざまな働きがあることから、漢方では3,000年も前から塩が効果的に用いられてきました。漢方の最も古い薬学書で、今から1,800年前にまとめられた「神農本草経」のなかに、塩は「目をよく見えるようにし、目の痛みを治すことや、気力を増して目を疲れないようにすることをつかさどり、肌や骨をしっかりと強め、毒のある腹の蟲を除く」とあります。さらに神経痛によるからだの痛みや、リウマチ痛、脳卒...

料理のなかの塩の効用

日本料理は塩加減が難しいといわれます。日本人が感じる主なうま味であるグルタミン酸が、塩によって引き出されるからです。ほかにも塩を上手に使うと、料理がいっそうおいしくなります。山芋をおろす前に塩水に漬けておくとおいしいトロロ汁になるのは、塩にあくを抜く働きがあるからです。同様に、あくの強い山菜をゆでるときには、ゆで水に塩を入れるとあく抜きができます。ホウレンソウや小松菜などをゆでるときに、ゆで水に塩...

加工食品に含まれる塩分1gの目安量

食品名重量(g)目安量食パン80薄切り2枚塩ザケ13小1/4切れメザシ302尾アジ干物35中1尾イカ塩辛10大さじ2/3杯かまぼこ401/8本さつまあげ40中1枚ロースハム502.5枚ベーコン552.5枚チーズ60薄切り3枚バター50大さじ4杯マーガリン50大さじ4杯たくあん152切れ梅干し51/2個きゅうりぬか漬け353切れカレールウ10大さじ1杯塩せんべい70大3枚

塩をとらなかったら人体はどうなる!?

塩は人体にとって欠かせない物質なので、毎日、適量を摂取しなければなりません。塩分をまったく含まない食事をする実験をしたところ、被験者は発汗が盛んになり、まもなく食欲が減退してきました。そのうちに激しい倦怠感を覚えるようになり、筋肉が痛んできて、硬直やけいれんに悩まされるようになりました。さらには不眠症に陥り、10日後にはこれ以上の実験は健康に重大な害を及ぼすとして、中止されました。発汗が盛んになっ...

塩の過剰摂取と健康への影響

塩化ナトリウムは体内でつくりだすことはできません。そこで食物から摂取することになるのですが、日本では過剰な塩分摂取が問題になっています。慢性的な塩分の過剰摂取は、泌尿器官の腎臓や循環器官の心臓に大きな負担をかけるからです。塩を過剰摂取すると、塩分が体内にとどまって体液の浸透圧が高くなります。それを抑えるために循環血液量が増えたり、細胞内液が細胞外に流れ出て、細胞が壊れてしまいます。また、血管の壁が...

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