亜鉛の効果 亜鉛が不足するとどうなる!?

 

亜鉛の効果 亜鉛が不足するとどうなる!?

 

亜鉛が不足すると食事がおいしく感じられなくなる味覚異常になる場合があります。さまざまな原因が考えられますが、症状としては、味が変、味を感じない、口の中がいつも苦い、金属をなめているような感じがする、食欲がないなど。

 

これらは、服用中の薬剤や偏食などによる亜鉛欠乏によって引き起こされることも少なくないのです。

 

アルコールの飲みすぎやインスタント食品の食べ過ぎでも鉛が不足することがあります。

 

かぜをひいたとき、味がよくわからなくて、がっかりしたりすることもありますよね。逆に、具合が悪くても食事がおいしいと、何となく元気が湧いてくるものです。

 

食事は、ただ単に栄養を補給するだけのものではなく、心を豊かにし、気分を明るくするという大切な役割も担っているんですよね。

 

亜鉛は、味覚を正常に保つ効果があります。味覚に異常を感じた場合は、亜鉛サプリを試してみてもよいでしょう。

 

こんな薬に味覚異常の副作用が

 

副作用として味覚異常が知られている薬剤は、ACE阻害薬(降圧薬、血管拡張薬)、抗パーキンソン病薬、抗リウマチ薬、抗結核薬、抗生物質なと多岐にわたります。

 

詳しくみてみると、これらの薬剤の多くが、その構造中に、-SH(チオール基)、-COOH(カルボキシル基)-NH2(アミノ基)など、共通した部分を持っていることが多いとされています。

 

これらの構造があると、体内にある亜鉛とキレートを形成するため、薬の成分と一緒に亜鉛も排泄され、体内の亜鉛が欠乏します。この亜鉛欠乏が、味覚異常の原因の一つではないかと考えられています。

 

薬剤性の味覚異常とわかった場合、問題となる構造をもっていない成分に切り替えるなど、いろいろな解決法があります。

 

亜鉛は、生体内にある300種類以上もの酵素の働きに関与しています。その働きは実に多彩ですが、細胞の新陳代謝や免疫機能の維持、性ホルモン分泌の調整には不可欠とされているミネラルです。

 

 

舌の上には、味を感じる「味蕾(みらい)」という細胞の集まりがあります。短いサイクルで生まれ変わる細胞ですが、亜鉛が不足すると、その新陳代謝が滞ってしまうため、味覚異常が生じるのではないかと考えられています。

 

近年、褥瘡(じょくそう)の治りが悪い患者さんでは、血中の亜鉛濃度が低い傾向があるということがわかりました。

 

亜鉛には、褥瘡だけでなく、火傷や傷、皮膚炎など皮膚の修復を助ける効果があるとして注目されています。

 

「創」は「キズ」を、「瘡」は「できもの」を意味します。

 

 

「精力増強、性機能の改善する?」亜鉛サプリの効果

 

「精力増強、性機能の改善、男らしさを回復させる男のミネラル…。そんなキャッチコピーに乗せられて購入した方は多いかと思います。

 

ですが、「正直、期待はずれ。宣伝文旬にのせられちゃった感じ」。との口コミも多く見られます。

 

お気持ち、お察しします。

 

たしかに、精子の大部分が実は亜鉛でできていて、亜鉛を摂ると精子の量は増える効果がありますが、性機能を改善する効果は懐疑的です。

 

でも、普通の食品にも含まれる成分で、そんなに「感動的」な変化が起こったら、逆にちょっと怖い気がしませんか?

 

 

亜鉛の推奨量

 

2015年版の「日本人の食事摂取基準」によると、18〜69歳での亜鉛の1日の推奨量は男性10mg、女性8mg。それ以前は男性11〜12mg、女性9〜10mgでしたので、亜鉛の推奨量は引き下げられたことになります。

 

性別 男性 女性
年齢 推奨量 推奨量
0〜5(月) - -
6〜11(月) - -
1〜2(歳) 3 3
3〜5(歳) 4 4
6〜7(歳) 5 5
8〜9(歳) 6 5
10〜11(歳) 7 7
12〜14(歳) 9 8
15〜17(歳) 10 8
18〜29(歳)

10

8
30〜49(歳) 10 8
50〜69(歳) 10 8
70以上(歳) 9 7

日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要より一部引用:(PDF

 

 

 

亜鉛と銅は、消化管で吸収される際に、互いの吸収を牽制し合って、邪魔することが知られています。

 

以前の基準では銅が多すぎて、亜鉛が十分に吸収されていない可能性が指摘されて、バランスが見直されることとなりました。

 

サプリだけでなく、身近な食品で亜鉛を摂取

 

ふだん、亜鉛を意識して食べることはあまりないと思いますが、納豆1パック(約40g)中に0.8mg、木綿豆腐4分の1丁(約75g)に5.7mg、プロセスチチーズ1枚(約10g)に0.3mgと、ごく身近な食品に含まれています。

 

ご飯なら、茶碗1杯(約140g)で比べると、精白米に10mg、半つき米に31mg、玄米には69mg。あまり精製されていない食品に多いのも特徴です。

 

最近、亜鉛の効果効能が取り上げられることが増え、亜鉛サプリを購入する人が増えています。しかし、亜鉛だけを極端に多く摂ると、銅が阻害され、銅の欠乏を引き起こすことがあります。

 

商品によって含まれる亜鉛の量は異なりますから、含有成分や含有量を確かめ、それぞれの亜鉛サプリ商品の摂取目安量を守って、バランスよく亜鉛を摂取するようにしましょう。

 

 

亜鉛の吸収を抑える可能性のある薬剤や食品(成分)

 

テトラサイクリン系抗生物質、ニューキノロン系抗菌薬、ビスホスフォネート系製剤、ぺニシラミン、フィチン酸、コーヒー、アルコールなど。

 

フィチン酸(イノシトール六リン酸)は、玄米胚芽や小麦ふすまなどに多く含まれる成分。抗酸化作用をもつ、尿路結石やがんを予防するともいわれますが、ミネラルの吸収を阻害することが知られています。

 

フィチン酸が多い食品には、亜鉛などのミネラルを豊富に含むものが少なくありません。


 

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