オリゴ糖の多彩な効果と副作用|摂りすぎには注意して!

 

オリゴ糖の多彩な効果と副作用|摂りすぎには注意して!

 

オリゴ糖は通常、糖が一直線につながっていますが、その両はじを結合させて輪にしたもの(ドーナツ状のもの)を、シクロデキストリン(環状オリゴ糖)といいます。

 

シクロデキストリンの空洞(ドーナツの穴にあたる部分)には、さまざまな物質を取り込むことができ、小さなカプセルのような役割を果たします。

 

ただし、単なる入れ物ではなく、有効成分を光や熱から守る、吸収をよくする、有効成分がゆっくりと溶け出すように調整するなどの付加価値が生まれます。

 

代表的なシクロデキストリンには次のようなものがあります。

α-シクロデキストリン ブドウ糖6個からなる。水溶性で、消化されにくい。
β-シクロデキストリン ブドウ糖7個からなる。水に溶けにくく、消化もされにくい。
γ-シクロデキストリン ブドウ糖8個からなる。水溶性で、消化されやすい。

 

 

オリゴ糖は便秘がちな方にも試していただきたいサプリメントの一つ

 

オリゴ糖の魅力は低カロリーだけではありません。

 

スーパーなどでは大抵、オリゴ糖は砂糖と同じコーナーに並んでいます。砂糖に比べるとかなり割高ですが、「カロリーは砂糖の約2分の1!」といったキャッチフレーズ。

 

心がちょっと揺れますね。すべてのオリゴ糖のカロリーが、砂糖の半分というわけではありませんが、全体的にカロリーは低め。でも、オリゴ糖のよさはそれだけではありません。

 

オリゴ糖の商品の中には、特定保健用食品となっているものがあります。その保健用途表示には「ビフィズス菌を増やして腸内の環境を良好に保つので、おなかの調子を整えます」。

 

消化吸収されにくいオリゴ糖は、そのままのかたちで大腸に到達し、ビフィズス菌の栄養源(えさ)となります。こうしてビフィズス菌などの善玉菌を増やし、悪玉菌が棲みにくい腸内環境をつくることが知られています。

 

便秘がちな方にも試していただきたいサプリメントの一つです。

 

 

多彩な効果をもつオリゴ糖

 

オリゴ糖は、カロリーの少ない甘味料・便秘の解消によいと紹介しましたが、それ以外のメリットもあるんでしょうか?

 

オリゴ糖とは、ブドウ糖や果糖などの単糖類(糖を構成する最も小さい単位)が、2〜10個(十数個、20個ともいわれる)ほどつながったものです。

 

オリゴとは、ギリシャ語の「数が少ない」という意味に由来しますから、少糖類ということもできます。多糖類と呼ばれるデンプンなどは、数百〜数万ものブドウ糖が延々とつながっていますから、確かに、少ないですよね。

 

 

オリゴ糖の種類には、乳果オリゴ糖、大豆オリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ニゲロオリゴ糖などがあり、原料や結合している糖の種類・数などによって、実にたくさんの種類があります。

 

砂糖よりも少ない量で砂糖と同程度の甘味を得られるものも多く、糖分を制限する必要がある人、摂取カロリーを抑えたい人などを中心に、砂糖に変わる甘味料として利用されています。

 

オリゴ糖は消化吸収されにくい性質をもつことから、摂取後の急激な血糖値の上昇を抑える効果もあるのではないかとと思われます。

 

先に紹介したようにオリゴ糖には、おなかの調子を整える働きがあることも広く知られるようになりましたが、これ以外にも、オリゴ糖にはさまざまな個性をもったものがあります。

 

例えば、フラクトオリゴ糖。カルシウムやマグネシウムなどと一緒に摂ると、それらのミネラルが吸収されやすくなることが知られています。

 

 

コーヒー豆マンノオリゴ糖は当初、「おなかの調子が気になる方の食品」として特定保健用食品の関与成分となっていました。その後、脂肪の九州を抑え、体脂肪を減らす効果があることもわかり、「体脂肪が気になる人」の特定保健用食品としても用いられるようになりました。

 

虫歯になりにくい甘味料として知られるパラチノースなども、実は、オリゴ糖の仲間。オリゴ糖の活躍の場は、まだまだ広がりそうです。

 

 

オリゴ糖を含む食品はたくさんあります。オリゴ糖を摂ろうと思わなくても、知らないうちにオリゴ糖入りの食品を口にしていることも少なくないでしょう。

 

適切に摂ればメリットも多いオリゴ糖も、過剰に摂れば下痢を起こすこともあります。それがオリゴ糖によるものと気づかずに、下痢止めをのんだり、病院に行ったりすることになっては困ります。

 

 

オリゴ糖の副作用 摂りすぎには注意して

 

消化されにくい性質はまた、望ましくない症状を引き起こす可能性もあります。

 

オリゴ糖を一度にたくさん摂ると、便がゆるくなったり、下痢をしてしてしまったりすることがあります。腸内に消化されないままの糖が増えるため、おなかが張ったり(腹部膨満感)、おならの回数が増えたり(放屁)いったこともあるかもしれません。

 

特に食後の血糖値の急激な上昇を抑えるα-グルコシダーゼ阻害薬を服用している場合は、要注意。

 

この薬は、糖の消化吸収を遅らせる作用をもっているため、併用すると、強い腹部膨満感が引き起こされることが考えられます。

 

腹部の手術を受けたことがある人では特に、腸内のガスが増えると、腸閉塞のような症状を起こすおそれがありますから、十分にに注意して下さい。


 

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