イチョウ葉エキスの効果・効能|記憶力のアップ・脳の老化を防止する?

 

イチョウ葉エキスの効果・効能|記憶力のアップ・脳の老化を防止する?

 

イチョウ葉の「脳の老化を防止する」「記憶力をアップする」効果

 

黄金色に色づくイチョウの葉。秋らしく、絵になる光景ですね。葉の形もユニークです。

 

イチョウ葉の成分も、特有のものが多いとされています。

 

イチョウ葉エキスの効果・効能|記憶力のアップ・脳の老化を防止する?

 

イチョウ葉の成分で代表的なものが、テルペノイドと呼ばれるギンコライドA・B・Cと、ビロバライドです。

 

いずれも他の植物にはみられない特殊な構造を示します。このほかにもケルセチン、ケンフェロール、イソラムネチンなど、二十数種類のフラボノイドを含んでいます。

 

コミッションE(薬用植物の評価委員会)では、「テルペノイドやフラボノイドの含有量が示され、ギンコール酸が除去されたエキスを「医薬品」として認めています。

 

そのイチョウ葉の効能は、記憶力や集中力・注意力の低下、運動能力の低下、アルツハイマー、認知症症状、頭部外傷や脳卒中の後遺症、めまい、頭痛、耳鳴り、手足のしびれや痛み、冷え性などの改善と、多彩です。

 

残念ながら、日本ではあくまで食品として扱われるために、これらの効能・効果を謳うことはできませんが、「脳の老化を防止する」「記憶力をアップする」などとして注目されています。

 

また日本では、有効成分とされるテルペノイドやフラボノイドの含有量を製品に表示する義務はありません。しかし中にはこれを表示している「葉の抽出物」商品もあり、こうした商品からはギンコール酸が検出されなかったそうです(国民生活センターの商品テスト、2002年)。

 

ですから、前出の注意点に加えて、成分表示がきちんとされているものを目安にして選ぶといいかもしれません。

 

 

イチョウ葉サプリメントの選び方

 

日本では、サプリメント(健康食品)は「食品」として扱われるため、厳密な基準は定められていませんが、(財)日本健康・栄養食品協会では、59種類の健康補助食品の規格基準を設定し、適合した商品に対して「JHFAマーク」の表示を許可しています。

 

JHFAマーク

 

イチョウ葉サプリメントに関しては、次のような製品規格(抜粋)が設けられています。

  • フラボノイド配糖体24%
  • テルペンラクトン(ギンコライドなど)6%以上
  • ギンコール酸5ppm以下
  • 1粒(1カプセル、1包)中の含有量として、イチョウ葉エキスを20mg以上
  • 1日の摂取目安量は、イチョウ葉エキス末として60〜240mg

 

 

イチョウ葉エキスの副作用 こんな人は注意!

 

記憶力がよくなる、脳の老化を防止するというイチョウ葉の成分ですが、イチョウでかぶれる人はやめておいたほうがいいでしょう。

 

内服でもアレルギー反応が起こることがありますので注意が必要です。

 

イチョウによるかぶれは、イチョウに含まれるアレルギー成分・ギンコール酸のためです。外種皮(ギンナンの果肉の部分)だけでなく、葉にも多いといわれます。

 

ですから、イチョウに触れて皮膚炎を起こしたことのある人は、イチョウ葉のエキスも避けたほうが安心す。

 

また、ウルシやマンゴー、カシューナッツなどにアレルギーがある人も気をつけるようにしましょう。

 

ドイツのコミッションE(薬用植物の評価委員会)では、ギンコール酸の含有量5ppm(0.0005%)以下を「規格品」と定めていますが、日本では明確な基準がありません。そのため、品質はまちまちです。

 

ギンコール酸の含有量にも幅があります。

 

アレルギーがない場合も、イチョウ葉のサプリメントを選ぶときには、品質に定評のあるメーカーのものを選ぶなどの注意をしましょう。

 

「葉の粉砕物」を使用したものはギンコール酸を多く含むという調査結果もあり、「茶類」も抽出時間や抽出方法によってギンコール酸の溶出量が変化するともいわれています。

 

出血傾向が高まる可能性も

 

数々の効能が期待されるイチョウ葉。これらの作用は、フラボノイドの抗酸化作用、ギンコライドの抗PAF(血小板活性化因子)作用、血小板凝集抑制作用などにより、脳やからだの血流が増加し、代謝・血液循環が活発になるためと考えられています。

 

しかし、血小板凝集抑制作用があるということは、アスピリンなど抗血小板薬やワルファリンなどの抗凝固薬など、血液を固まりにくくする薬を服用している人では、薬の作用が増強されることにもつながります。

 

その結果、出血しやすくなる、出血が止まりにくくなるなと出血傾向がみられることもあるので注意が必要です。

 

また、イチョウ葉がてんかん発作を誘発するおそれがあるとの指摘もあり、てんかんの治療薬やけいれんを予防する薬の作用に影響を与えることも考えられます。品質を見極めるように、その作用についても、吟味する姿勢を身につけましょう。

 

 

「全身がかゆくなった」「赤い湿疹が出た」「吐き気がする」「腹痛を起こした」。


 

このような、イチョウ葉によると思われる副作用の報告は少なくありません。

 

その多くはアレルギー症状によるもので、なかには呼吸困難を起こしたケースもみられます。イチョウはもちろん、キク科の植物に対してアレルギーのある人も、摂取は避けましょう。

 

イチョウ葉との相互作用の可能性がある薬剤・食品

 

イチョウ葉はいろいろな薬剤との相互作用の可能性があり、症状に影響を与えることも考えられます。

 

服用中の薬剤、治療中の疾患がある人は、摂取前に、医師・薬剤師に相談を。

 

出血傾向が高まるおそれがある薬剤

ウルファリン、アスピリン、チクロピジン、シロスタゾール、ヘパリン、ニンニク、ビタミンE(大量)など

 

作用が強まるおそれがある薬剤

ニフェジピン、ミダゾラム、トルブタミド、クロルプロパミドなど

 

作用や効果が変動するおそれがある薬剤

バルプロ酸ナトリウム、塩酸トラゾドン、チアジド系利尿薬など


 

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