魚に含まれる豊富な栄養素と効果

魚に含まれる豊富な栄養素と効果

 

魚に含まれる豊富な栄養素

 

魚は栄養バランスが優れていて低エネルギーです。生活習慣病予防や脳の活性化に適しています。

 

 

魚介類を摂取し生活習慣病を予防する

 

魚介類は一般に低脂肪、低エネルギーで、肥満やコレステロールが気になる人にも安心な良質タンパク質ですが、含まれている成分が生活習慣病予防に役立っています。

 

DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)は魚に含まれる脂肪酸で、血液をさらさらにする働きがあり、動脈硬化や血栓の予防効果があります。

 

また、疲労回復効果などで知られるようになったタウリンは、魚介類、特にイ力やカキ、マグロなどに多いアミノスルフォン酸です。

 

タンパク質の構成成分ではありませんが、人の体内で肝臓の働きを助けたり、血液中のコレステロールを調節したりという役割を果たしていて、動脈硬化の予防に有効と注目されています。

 

そのほか、強心作用や糖尿病予防、視力回復にも役立っているといわれています。

 

タンパク質の栄養効果以外に、生活習慣病の予防という点からも、魚介類を積極的にとりましょう。

 

 

魚に含まれる良質のタンパク質

 

魚が見直されているのは、魚にはタンパク質ビタミンミネラルなどからだに欠かせない栄養素が豊富に含まれているためです。なかでも、魚のタンパク質は非常に良質です。

 

タンパク質は約20種類のアミノ酸で構成されています。そのうち、体内でつくることができず、食物から摂取しなければならないアミノ酸を必須アミノ酸といいます。

 

必須アミノ酸は、成人では、トリプトファン、フエニルアラニン、ロイシン、バリン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、リジンの8種類です。

 

食品中のタンパク質には、質のよしあしがあります。これは必須アミノ酸が、からだに必要な量だけバランスよく含まれているかどうかによって分けることができ、タンパク質のアミノ酸組成からみる栄養価の評価をアミノ酸価(アミノ酸スコア)とよんでいます。

 

アミノ酸価が100であれば、最も上質なタンパク質ということになります。

 

肉類や鶏卵などはほとんどがアミノ酸価が100ですが、アジやイワシ、サケなど多くの魚類のタンパク質もアミノ酸価100の上質なものです。

 

イワシの栄養・効果効能

サケの栄養・効果効能

 

なお、やはりタンパク質の多い食品といわれている牛乳はアミノ酸価91、大豆はアミノ酸価69で、タンパク質のアミノ酸組成から考えると、魚類の多くは牛乳大豆よりも質がよいたんぱく源であるといえます。

 

さらに、魚類のタンパク質には、動脈硬化や脳血管障害の大きな原因となる高血圧を予防する効果があるという報告もあります。血圧上昇の原因となるアンジオテンシン変換酵素を阻害する物質が含まれているためだと考えられます。

 

魚に含まれる豊富なビタミン

 

魚には種類によって、ビタミンも豊富に含まれています。

 

ビタミンA

 

ビタミンAが不足すると、夜、目が見えにくくなる夜盲症になったり、かぜをひいたり、肺炎を起こしやすくなります。また、目の結膜や皮膚の健康を保つためにもビタミンAは欠かせません。そのほか、歯や骨の発育にもかかわっています。病原菌などの外敵から身を守るためには、欠かせないビタミンといえます。

 

魚介類でビタミンAを豊富に含んでいるのは、ウナギやアナゴ、ハモなどです。特にヤツメウナギに非常に多く含まれており、通常のウナギの約9倍になるといわれています。

 

ただし、ビタミンAは極端にとりすぎると、頭痛などの障害が起こることがありますから、注意が必要です。

 

ビタミンD

 

ビタミンDは体内でのカルシウムの吸収を助けます。

 

紫外線にあたることによって体内でも合成できます。しかし、不足すると、骨の形成に異常が出ることがあり、骨粗鬆症の予防などには欠かせません。

 

ビタミンDをたくさん含む魚は、マグロ、カツオ、イワシ、ブリ、サンマなどです。

 

ビタミンE

 

ビタミンEは、からだの老化を防いだり発がん物質を抑制したりする働きがあります。特に、皮膚の老化を防ぐのに効果があるため、化粧品などにも使用されています。

 

ビタミンEを多く含む魚は、ヒラメやカレイ、マグロなどです。

 

 

コレステロールを抑制するタウリン

 

 

コレステロールを抑制するタウリンタウリンはタンパク質の構成成分とは違ったアミノ酸の一種で、硫黄を含んでいます。猫の必須アミノ酸ですが、人間も子どもの場合、タウリンが不足すると、目に異常が起こることもあります。

 

そのほか、成長や神経の発達などにも関連し、タウリンを添加した人工乳で育った子どもは、添加していない人工乳で育った子どもに比べて、成長の早さ、脳の発育のよさがきわだっているという報告があります。

 

また、タウリンは、コレステロールの多い魚や貝類に多く含まれていますが、コレステロールはタウリンによって胆汁酸に合成されて、体外に排泄されるために、血液中のコレステロールを減らすという役割もあります。

 

タウリンを多く含む魚介類は、エビやタコ、イカ、カニ、貝類などで、魚では白身魚よりも赤身魚のほうに多く含まれています。

 

かつては、高脂血症の人はコレステロールが多いのでエビや貝類、イカなどは控えるようにと指導されていましたが、タウリンの存在や役割が明らかになってからは食べてもよいとされています。

 

骨を丈夫にするカルシウム

 

日本人の栄養所要量のなかで、いまだに不足しがちなのがカルシウムです。カルシウムは骨を丈夫にしますから、子どものころから慢性的に不足していると、高齢になってから骨がスカスカになる骨粗鬆症の原因となります。

 

そのうえ、カルシウム不足は精神の安定にも影響します。いらいらしたり、何となく落ち着かない、集中力を欠くなどの症状が現れてきます。

 

煮干しやシシャモ、サクラエビなどは骨や殻まで食べられますから、カルシウムを多く摂取することができます。

 

やわたのDHA&EPAの効果

 

 


 

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