魚の栄養素

見直されてきた魚の栄養と効果

 

日本人の食生活は、戦前は穀類や魚介類が中心でしたが、戦後の高度成長期に、タンパク質や脂肪に富んだエネルギー量の高い欧米食が理想とされ、食生活が欧米化する傾向がみられるようになりました。

 

数多くの加工食品が製造され、肉類・卵・乳製品の摂取が増え続け、1960年代には、いも類や野菜にとって代わって日本人の食品別摂取量で、肉類や乳製品が上位を占めるようになります。

 

加えて、70年代にはさらに、経済成長とともに、日本人の食生活はますます脂肪やエネルギーの高い欧米食に近づいてきました。

 

一方で、80年代に入り、アメリカでは脂肪に富んだ肉食中心の食生活が心臓病をはじめとする、数々の生活習慣病(成人病)を招く大きな要因であるとして、食生活の見直しが始まりました。

 

そこで理想とされたのが、余分な脂肪やエネルギーが少なく、栄養バランスに優れた和食でした。

 

タンパク質の供給源として、肉類よりも魚や大豆が勧められ、砂糖やエネルギーのとりすぎが控えられるようになりました。

 

日本でも、80年代終わりころから、増え続ける生活習慣病対策として、健康によい食生活を志向する傾向が強まってきましたが、そのなかで特に見直されているのが低エネルギーで栄養バランスに優れた魚をはじめとした魚介類です。

 

魚の栄養と効果記事一覧

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DHAとEPAの効果と働き脂肪というと、とりすぎると肥満になったりコレステロールがたまるなどの悪いイメージをもつ人が少なくありません。確かに、飽和脂肪酸が主体の肉類などの脂肪をとりすぎると、血清コレステロールがたまりやすくなり、動脈硬化を促進させます。ところが、DHA(ドコサへキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)には次のような働きがあります。血栓を防ぐ効果があるEPA(エイコサペンタエン酸...

魚に含まれる豊富な栄養素と効果

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