市販の栄養剤の効果

市販の栄養剤の効果

 

栄養剤の効能としてよくうたわれているのは、肉体疲労時の栄養補給や滋養強壮ですが、その効果にはかなりの差があります。

 

食品として手軽に利用されている栄養剤から、病気の治療を目的に、医師の処方によって用いられる作用の強いものまで、さまざまな種類があります。

 

 

ここでは、市販されている栄養剤を中心にみていきます。

 

市販の栄養剤の主流はビタミン剤です。

 

主なビタミンは13種類あり、多くのビタミンを含んだ総合ビタミン剤、ビタミンB群を中心にいくつかをミックスした複合ビタミン剤、特定の1種類を使った単味ビタミン剤があります。

 

 

また、カルシウム剤などのミネラル剤も増えてきました。ビタミンとミネラルは微量栄養素とよばれ、三大栄養素であるタンパク質、脂肪、炭水化物からエネルギーを生成するときに重要な役割を果たしています。

 

不足すると代謝がうまくいかなくなり、その結果、疲労が蓄積したり、生活習慣病(成人病)が引き起こされると考えられています。

 

ミネラルの効果

 

ビタミンやミネラルは、体内でつくることはできないので、バランスのよい食事によってとり込むのが理想です。

 

しかし、何かと忙しい現代人のなかには、食事だけで必要な栄養素をバランスよくとるのは難しいという人もいます。

 

 

また、極端に疲労が蓄積したときや、かぜなどで体力が落ちているときなど、特定の栄養素が大量に必要となる場合もあります。

 

そんなときには自分の症状に合った栄養剤を服用し、素早く必要な栄養素を補ってもよいでしょう。

 

 

ビタミンの多くは、通常は通称でよばれますが、栄養剤などに表示される成分名は正式な化学名が使われる場合も多いようです。

 

また、パントテン酸カルシウム、ニコチン酸アミドなどのように化合物の形で配合されていることもあります。

 

 

補給したいビタミンの化学名を覚えておくと、栄養剤の購入の際に便利です。

 

 

栄養剤の形状は、ほかの飲み薬と同様に、錠剤、カプセル、ドリンク、顆粒などさまざまなタイプがあります。

 

形状にかかわらず、成分とその分量が同じなら効果も同様ですが、固形タイプのものよりも液体のほうが早く吸収されるので、効き目が早く表れます。

 

 

ビタミンやミネラルのほかにも、アミノ酸の一種であるタウリンやアルギニン、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などの脂肪酸、天然の原料から抽出した生薬、食物繊維、オリゴ糖といったさまざまな成分を含んだ栄養剤があります。

 

ドリンク剤の場合には、アルコールやカフェインが配合されているものが多くなっています。

 

 

コンビニでも買えるビタミン栄養剤

 

 

日本では医薬品の販売規制緩和が進みました。具体的には、医薬品の一部を医薬品のカテゴリーからはずし、医薬部外品に組み入れて、スーパーやコンビニエンスストアなどの一般小売店でも売れるようにするという動きです。

 

そのなかには栄養剤であるビタミン剤も多く含まれています。

 

製品群

効果

代表的成分

ビタミンC剤

肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時、および中高年期におけるビタミンCの補給 アスコルビン酸アスコルビン酸カルシウムアスコルビン酸ナトリウム

ビタミンB剤

中高年期におけるビタミンEの補給 コハク酸d-α-トコフェロール酢酸d-α-トコフェロールd-α-トコフェロール

ビタミンEC剤

肉体疲労時、病中病後の体力低下時、および中高年期におけるビタミンE、Cの補給

コハク酸d-α-トコフェロール
アスコルビン酸

ビタミン含有保健剤

滋養強壮、虚弱体質、肉体疲労・病後の体力低下・食欲不振・栄養障害・発熱性消耗性疾患・妊娠授乳期(ビタミンA、Dを含まないもの)などの場合の栄養補給 塩酸チアミン、塩酸フルスルチアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、アミノエチルスルホン酸

カルシウム剤

妊娠授乳期・発育期・中高年期のカルシウム補給

クエン酸カルシウム
グルコン酸カルシウム
沈降炭酸カルシウム
乳酸カルシウム

 

 

 


 

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