減り続ける睡眠時間と昼寝に対する考え方

昼寝に対する考え方昼寝をして一日こ2回以上眠ることを複眠(多相性睡眠)といいます。乳幼児と高齢者は複眠で、成人は1日1回の単眠(単相性睡眠)が一般的です。

 

勤労という社会活動を中心に生活を組み立てていくと、日本の社会では睡眠は単眠ということになりますが、成人が複眠をとっている地域もあります。

 

 

ヨーロッパの地中海沿岸や北アフリカ、中南米地域では昼休みを2〜3時間とる「シエスタ」という昼寝の習慣があります。

 

シエスタとは、スペイン語で「昼寝」という意味で、昼食後にとる長い休憩のことです。

 

 

昼寝文化のある国の人々は日の出とともに目を覚まし、涼しい早朝に活動を始めて、1日で最も暑い午後には屋内でからだを休めます。

 

昼寝後、涼しくなった夕方から再度活動し始め、深夜まで歌ったり踊ったりして楽しみます。

 

 

実は日本各地の農村にも、昔は夏の昼食後に仮眠をとる風習がありました。夏の農作業は早朝から始まります。

 

体力が最も消耗する暑い盛りの農作業を避けて、その間に睡眠不足を補い、午後から働く体力を回復するために、必要な休息でした。

 

農耕社会だったころの日本の昼寝の習慣は、脳を活性化させ、体力をも回復する効果があるとされ、必要な習慣でした。

 

 

先進諸国では、昼寝をとるために仕事を中断することは罪悪視され、とらないことが習慣となってしまいました。

 

しかし、地球規模でボーダーレス社会が進み、昼間ばかりか24時間活動する社会に移行している現代生活では、昼寝に対する考え方も少しずつ変わってきています。

 

24時間体制に合わせるために勤務時間がシフトし、不規則になりがちな人は、どうしても睡眠のリズムが乱れやすくなり、最悪の場合は不眠症にも繋がります。

 

昼間うたた寝のような仮眠をとって睡眠不足を補うのは自然なことといえます。

 

これからは昼寝を仮眠とみなして、軽視する考え方を変えなければならない時代がやってくるかもしれません。

 

 

 

 


 

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