キノコの雑学 キノコ狩りの準備〜保存方法など

キノコの雑学

 

自然を循環させるキノコの働き

 

自然を循環させるキノコの働きキノコは、菌類という大きなグループに分類され、子孫を増やすために胞子をつくるのが特徴です。この胞子をつくる子実体が、実は一般にキノコとよばれているものです。

 

自然界は植物と動物と菌類とが深い関係を保ちながら、循環サイクルを形づくっています。

 

例えば植物は水と二酸化炭素に含まれる炭素を原料に、太陽の光をエネルギーにして光合成を行い、土の中の養分も利用して有機物(植物体)をつくります。その際に酸素を供給します。

 

多くの動物は基本的に植物がつくった有機物を食べて生きていますが、呼吸によって酸素を吸収し、二酸化炭素を排出します。キノコなどの菌類は、植物や動物の廃残物を分解して、土に養分として戻しています。

 

そして、土に返った養分を植物が吸い上げて生長しているのです。

 

このように、キノコなどの菌類は、自然界で炭素をはじめとする物質の循環に欠くことができない大切な仕事をしています。

 

日本人はキノコ好き

 

日本人は、キノコ好きの民族に属するアメリカの菌類学者のワッソン氏によると、スラブ民族のロシア人は大のキノコ好きで、アングロサクソンのイギリス人はキノコぎらいに分けられるといいます。

 

日本人は、キノコ好きの民族に属するでしょう。古くは「古事記」や「日本書紀」に、キノコが食用になっていたと思われる記述が出てきますし、平安時代には京都の北山でマツタケ狩りも行われていたと記録されています。

 

鎌倉時代には、酒煮のマツタケ、鳥類の肉と一緒に妙めたヒラタケ料理など工夫をこらしたキノコ料理も食べられていたようです。

 

「香りマツタケ、味シメジ」というように、健康によい食物というより、秋の季節感を味わわせてくれる食材として喜ばれていました。このようにキノコ類を食べていた日本人は、知らず知らずのうちに健康食品を体内にとり入れていたことになります。

 

 

キノコの保存方法

 

キノコの保存方法キノコの保存法としては、乾燥、塩漬け、粕漬け、みそ漬け、しょうゆ漬けなどがあります。乾燥する場合は、天気のよい日に穀物の上にキノコを広げて乾かしましょう。

 

シイタケのような少し大きいキノコは糸でつるして干します。大量のキノコを長期保存するには、塩漬けが適しています。

 

さっと熱湯を通し、湯を切って、冷めてから容器に入れ、塩をかけて漬け込みます。

 

塩の量はキノコに対して3〜4割程度が目安です。

 

キノコの上に笹の葉を並べ、押しぶたをして重石をのせるとよいでしょう。

 

キノコ狩りの準備

 

山道は木の枝でこすったりするので、長袖のシャツやズボンを着用しましょう。湿地帯や沢歩きもあるので、履き物はゴムの長靴が歩きやすいでしょう。

 

忘れてならないのが雨具の用意です。折り畳み式の傘、カッパなどは必需品です。雨が降ったり、夕方になると急に冷えることもあるので、予備の上着を1枚用意します。

 

このほか、根を掘るためのナイフや小さなスコップ、軍手、収穫物を入れるかご、袋、道に迷わないように地図、磁石、懐中電灯、そしてすり傷をつくったときのための消毒薬、包帯なども必要です。

 

 


 

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