キノコの栄養と効能

毒キノコに注意

毒キノコに注意

毒キノコに注意

 

毒キノコ中毒の症状

 

キノコのなかには有毒な種類があり、間違えて食べると生命の危険にさらされるものもあります。キノコを食用としてきた日本人には、毒キノコによる中毒の発生も多く、厚生省の統計によると、1970年代ごろまでは毎年平均約300人が中毒になっていました。

 

ここにきて減少傾向にはありますが、それでも100人以上が中毒にかかっています。

 

最近は、地元の人だけでなく、ピクニックをかねて都会からやってくるキノコ狩りの人が増えています。そのため、不用意にキノコを採集して毒キノコ中毒を起こす人も多くなっています。

 

日本でみられる毒キノコは、おおよそ三十数種類とされています。

 

そのうち、猛毒で生命にかかわるものには、シロタマゴテングタケ、ドクツルタケ、コレラタケなどがあります。

 

生命に別条はありませんが、神経障害を招いて興奮、意識不明などの症状を引き起こすのは、ベニテングタケやテングタケなどです。

 

幻覚症状などを引き起こすワライタケやオオワライタケなどもあります。

 

そのほか、激しい胃腸障害を起こすツキヨタケやクサウラベニタケ、手足の指先に激しい痛みが1か月以上続く症状が出るドクササコなどがよく知られています。

 

 

毒キノコは簡単に見分けられない

 

昔から毒キノコを見分ける方法が伝えられていますが、その多くは科学的な根拠のないものばかりです。よく言われる見分け方として次のようなものがありますが、すべて間違いです。

 

茎が縦に裂けるキノコは食べられる

猛毒のテングタケやドクササコなどの茎はいずれも縦に裂けやすいキノコです。

 

毒キノコは色鮮やかで毒々しい

食用キノコのなかでも「皇帝のキノコ」とよばれるほど美味なタマゴタケは、真っ赤な傘と黄色の茎をもった色鮮やかなキノコです。また、ベニテングタケを例外にして、毒キノコで色鮮やかなものはほとんどないのが現実です。

 

毒キノコには悪臭がある

食べると生命にかかわるような毒キノコで悪臭を放つものはありません。ほとんどの毒キノコは無臭です。

 

虫が食べているキノコは安全

キノコの毒は人間には作用しても、虫やナメタジが食べても平気なものがあります。したがって、虫が食べていれば安全とは限りません。

 

毒キノコは簡単に見分けることができないと思ったほうがよいでしょう。キノコについて深い知識を持っている人に聞くことが、最も安全です。

 

 

 

 

もし毒キノコを食べてしまったら

 

白いテングタケの仲間でおるドクツルタケ、タマゴテンダタケなどを食べると、数時間後には嘔吐や下痢をし、2〜3日後には肝臓や腎臓が侵されて死に至ります。

 

ツキヨタケやイッポンシメジなどは嘔吐だけで死ぬことはありませんが、いずれにしても、食べたキノコを早く吐き出すと同時に一刻も早く医師に診せることが肝心です。

 

キノコ中毒はめずらしいので、医師でも判定しにくい場合があります。

 

名前がはっきりしないキノコを食べるときは、必ず何本か残しておきましょう。食べ残しが手がかりとなって原因がわかり、治療が適切に行われて、大事に至らないですんだ例も少なくありません。

 

 


 

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