森林がもたらす生理作用 気圧と温度変化について

森林がもたらす生理作用 気圧と温度変化について

森林がもたらす生理作用 気圧と温度変化について

森林がもたらす生理作用 気圧と温度変化について

 

森林が健康に及ぼす種々のメカニズムについては、まだわからないことが多いのですが、気圧と温度変化については次のようなことが解明されています。

 

【気圧変化】

 

日本の森林の多くは、山岳地帯に位置して標高の高いところにあります。森林浴でも500〜2,000m級の山になってしまうのはよくあることです。

 

山の標高が高ければ高いほど、気圧が低くなると同時に酸素も希薄になり、呼吸は徐々に苦しくなります。

 

肺胞、動脈、毛細血管内の酸素濃度も低くなるからです。

 

 

このような酸欠状態が過度になると、高山病を併発し、めまいや激しい頭痛を起こしますが、適度であれば造血器官を刺激して造血機能を促進し、血のめぐりをよくする効果があります。

 

スポーツにおける高地訓練はこの効果を狙ったものです。

 

 

めったに山に登らない人が、1,000〜2,000m級の山に登ると、大脳皮質の興奮と抑制が繰り返し起こるともいわれています。

 

山の気圧変化は神経伝達系に刺激を与え、その乱れを調整する作用があるという説もあります。

 

 

【温度変化】

 

森林のひんやりとした空気は、皮膚の末梢神経にほどよい刺激を与え、毛細血管を収縮させます。体表面積を縮めることによって体温の放出を防ごうとしているためです。

 

この刺激を繰り返せば、体温の調整機能は活発に行われるようになり、気候への適応能力が高まるといわれています。

 

一般的に高度が1,000m増すと気温は4〜7℃下がります。この温度差にスムーズに対応できるようになれば、平地の寒暖の差には余裕をもって対応できるということになります。

 

 

森林浴をしながら歩くと汗をかきます。汗は蒸発するときにからだの熱を奪いますから、からだは冷えすぎないように、全身の代謝を活発にして、熱を産生させます。

 

新陳代謝は盛んになり、筋肉や内臓の老廃物の排泄も活発になります。

 

森の中ではフィトンチッドの効果もあり、平地でのウォーキングより効果は高くなります。

 

 

 


 

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