イカの栄養・効果効能 【医食同源レシピ】

イカの栄養・効果効能 【医食同源レシピ】

イカの栄養・効果効能

イカの栄養・効果効能 【医食同源レシピ】

 

【イカの特徴】

 

コレステロールを抑制するタウリンを多く含むので、コレステロールを気にする人でも安心して食べられます。脂質や糖質が少ないのでダイエット食としても適しています。

 

  • 春から晩秋にかけてはスルメイカ、冬はヤリイカ、早春から初夏はコウイカが旬というように、うまさがのる時期が種類によって異なります。
  • イカのうまみ成分は、グリシン、アラニン、プロリンなど豊富な遊離アミノ酸によるものです。
  • 胴に含まれるアミノ酸組成に優れたタンパク質ミネラルは、内臓の働きを高めるので、疲労や体力の回復に効果的です。
  • 食感は硬いものの、魚肉と消化率はほとんど同じです。

 

イカのタウリンがコレステロールを減少

イカのタウリンがコレステロールを減少

 

背骨のない軟体動物のうち、足が10本あるものを総称してイカといいます。世界で約500種あるといわれますが、そのうち食用となっているのは15種程度です。

 

これまでイカはコレステロールが多いので、血清コレステロール値の高い人には敬遠されていました。しかし研究で、豊富に含まれるタウリンというアミノスルフォンが、血清コレステロールを減少させることがわかり、高脂血症患者の栄養指導においても食べてもよい食材となっています。

 

また、タウリンはインスリンの分泌を促すので糖尿病の予防に役立つほか、肝臓の解毒作用を促進します。特にアルコールによる肝臓障害の予防効果があるので、イカは酒のさかなとして最適です。

 

 

もう一つ、話題となっているのが、胴に多いグリシンベタインやホマリンなどのベタイン類の物質と、アデノシン-1-リン酸(AMP)、イカスミに含まれるムコ多糖類の存在です。

 

ベタイン類は糖の吸収を抑制する働きがあるところから糖尿病改善に、AMPは細動脈を拡張させ毛細血管の血流を促進するため冷え性対策に効果があるといわれています。ムコ多糖類は防腐力が強く、抗がん作用があるのではないかと期待されています。

 

ただし、痛風の引き金となるプリン体なども含んでいるので、食べ過ぎないことが大切です。

 

 

コウイカの甲の部分の主成分は炭酸カルシウムやリン酸カルシウム、マグネシウムなどです。これらは止血作用があり、漢方では煎じて痔、胃・十二指腸潰瘍などの薬として用いられます。

 

民間療法では、スルメをゆっくりかみしめていると、乗り物酔い防止や妊娠中のつわりのむかつきによいとされます。

 

 

 

イカの選び方と保存方法

 

イカは傷みが早いので、購入するときは鮮度のよいものを選びましょう。目が透明で黒々とし、胴に弾力があり、黒赤色できらきら輝くようなつやがあるものは水揚げしてからそれほど時間がたっていません。いきのよいイカは、足に触れると手に吸いついてきます。

 

胴は4枚の皮で覆われています。通常、胴の皮をむいてから使いますが、手でむけるのは上からの2枚の皮だけです。残った第3の皮は繊維が胴体を横に、第4の皮は繊維が頭から足にかけて縦に走っているため、このまま加熱すると胴体は丸まってしまいます。縦横に包丁で切り目を入れることで、これを防ぐことができます。

 

余ったイカはラップできちんと包み、冷凍保存し、炒め物やあえ物に使いましょう。

 

 

イカの栄養データ

 

()内は1日の栄養所要量に対する割合

タンパク質 41.0g(63.1%)
脂質 2.6g
リン 447mg
カルシウム 47mg(7.8%)
カリウム 763mg
0.5mg(4.5%)
ナトリウム 526mg
ナイアシン 7.6mg(54.3%)

※中1杯350g中

 

 

イカを使った動脈硬化とがんの予防に効果のあるメニュー

 

イカと厚揚げの煮物

イカと厚揚げの煮物【医食同源レシピ】

千切りしたショウガ、酒、みりん、しょうゆ、水を煮立て、ワタをとって輪切りにしたイカを加えさっと煮てとり出します。

 

煮汁にひと口大に切った厚揚げを加え味を含ませ、イカを戻します。塩ゆでしたオクラを添えます。イカは煮すぎると硬くなるので、素早く煮るのがコツです。イカの風味のついた煮汁でほかの材料をゆっくり煮るとおいしく仕上がります。大根やサトイモなどもイカに合います。

 

イカのスミ煮

 

スミ袋をワタからはずし、イカスミをしぼり出して白ワイン少々で溶きます。鍋にオリーブオイル、みじん切りにしたニンニク、赤トウガラシ、タマネギを入れて炒め、タマネギが透きとおったら細かく刻んだトマト、輪切りにしたイカ、イカスミ、白ワインを加えて煮ます。塩で味を整えます。

 

イカスミは刺身にするときなどにとりおいて、冷凍しておくとよいでしょう。

 

 

 


 

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