梅干しの栄養・効果効能 【医食同源レシピ】

梅干しの栄養・効果効能 【医食同源レシピ】

梅干しの栄養・効果効能

梅干しの栄養・効果効能 【医食同源レシピ】

 

【梅干しの特徴】

 

梅は天然の良質の有機酸をはじめとして、カルシウムや鉄分などのミネラルを多量に含んでいます。梅干しは、こうした梅の成分を生かした、栄養価の高い保存食品です。

 

  • 梅を一度塩漬けし、赤ジソを加えて干したのが梅干しです。ていねいに漬けて上手に保存すれば、何年でも保存することができます。
  • 梅干しに豊富に含まれる有機酸は、疲労回復や食欲増進など、からだによいだけでなく、食べ物の腐敗を防いだり、魚を煮るときに一緒に入れると魚の臭みをとるなど、調理の過程でもさまざまなところで有効に働きます。
  • 未熟な梅にはアミグタリンという青酸化合物が含まれるため、食べるとおなかをこわします。生食は避けましょう。

 

梅干しには、食欲増進や整腸作用がある

梅干しには、食欲増進や整腸作用がある

 

梅干しの最大の特徴はクエン酸やリンゴ酸、コハク酸などの有機酸が多いことです。有機酸は胃の中で胃酸の代役を果たすため、食欲を増進させ、胃腸の働きを高め、便秘や下痢を解消します。

 

また、有機酸はプチアリンという炭水化物を分解する酵素がたくさん含まれている唾液の分泌を促します。

 

梅干しに含まれる有機酸のなかで、最も重要な働きをするのがクエン酸です。

 

激しい運動をすると体液や血液中に疲労物質である乳酸がたまりますが、クエン酸はエネルギー代謝を活発にして乳酸を燃焼させ、疲労の回復を早めます。さらに、クエン酸にはカルシウムと結合し、カルシウムが腸壁から吸収されやすくする働きがあります。

 

梅干しそのものにもカルシウムは含まれていますが、小魚などカルシウムをたっぷり含むものと一緒にとれば、骨粗鬆症予防により高い効果が期待できます。また、梅干しにはカルシウムのほかに、カリウムやリン、鉄などのミネラルも豊富に含まれています。

 

 

梅干しは肝機能を高めるため、二日酔いの解消などに効果があるとされますが、これはクエン酸やリンゴ酸などの働きによるものです。

 

青梅にはアミグダリンという青酸化合物が含まれているため、生食には向きません。しかし、梅干しにすると、アミグダリンはベンズアルデヒドと青酸に分解され、青酸は飛散し、強い毒性をもたなくなります。

 

ベンズアルデヒドはさらに分解され、安息香酸(あんそくこうさん)に変化します。このべンズアルデヒドと安息香酸は喘息に効果があるとされています。

 

 

 

梅干しの選び方と保存方法

 

梅干し用の梅は少し黄ばんで糖分が少し増してきたものが適しています。皮に傷や虫食いがなく、粒のそろったものを選びます。大きさが不ぞろいだと、漬けあがりが一様になりません。

 

梅を塩漬けしてから2〜3週間後に、赤ジソを加えます。こうすると、シソに含まれるシソニンという色素と梅の有機酸が作用し合い、赤く発色し、美しい梅干しができあがります。

 

7月下旬の土用のころに土用干しをすると、太陽熱で殺菌されるとともに、塩がよく溶け、味がまろやかになります。

 

「土用干しは3日3晩」という言葉があるように、最初の3日間は昼間だけ干して夜は梅酢に戻し、次の3日間は夜だけ干します。3日3晩が無理な場合でもせめて1〜2日間は日に当てましょう。

 

 

梅干しの栄養データ

 

()内は1日の栄養所要量に対する割合

糖質 0.6g
食物繊維 0.1g
リン 1mg
カルシウム 1mg(0.17%)
カリウム 15mg
0.1mg(0.91%)
ナトリウム 486mg
ビタミンB1 0.002mg
ビタミンB2 0.001mg

※梅干し中1個8g中

 

 

梅干しを使った疲労回復に効果のあるメニュー

 

イカとセロリの梅あえ

イカとセロリの梅あえ【医食同源レシピ】

梅干し、かつおぶし、しょうゆ、酢を混ぜ合わせたものに、短冊切りにして湯通ししたイカと薄切りにしたセロリを加えてあえます。

 

梅とともに赤ジソから出るポリフェノール効果も期待して、赤梅干しを活用しましょう。ただし、着色料を使わない天然のシソ漬け梅干しを選ぶようにします。

 

イカには血液中のコレステロール値を下げるタウリンというアミノ酸がたっぷり含まれています。また、セロリの独特の香りの主成分アビインは、神経を鎮め、イライラの解消に効果があります。

 

豚しゃぶの梅だれ

 

豚肉、長ねぎ、ニンジン、ワカメ、くず切りを昆布入りの湯でさっと煮て、梅だれにつけて食べます。梅だれは、梅干し、みじん切りの長ネギ、炒りごま、しょうゆ、みりん、酒を合わせてつくります。

 

肉、野菜、海藻と食品群の異なるものがそろっていますから栄養バランスは抜群です。たれも酸味の効いたさっぱり味ですから食が進みます。

 

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