ウナギの栄養・効果効能 【医食同源レシピ】

ウナギの栄養・効果効能 【医食同源レシピ】

ウナギの栄養・効果効能

ウナギの栄養・効果効能 【医食同源レシピ】

 

【ウナギの特徴】

 

ウナギは昔から栄養価の高い食べ物として滋養強壮に用いられていきました。特に、体力をつけ夏バテを防ぐ土用のウナギは有名です。目によいとされるビタミンAも豊富です。

 

  • タンパク質や脂肪の含有量が多く、少量で高いエネルギーをとることができるので、病後の回復期や食欲不振のときに最適です。
  • 視力低下を予防するビタミンAやエネルギー代謝に関係するビタミンB1も豊富です。
  • ビタミンAは特に肝に多く存在します。肝の吸い物や肝焼きなどにして活用しましょう。
  • ウナギのかば焼きに、サンショウをかけると抗酸化と健胃の働きがプラスされます。

 

脂質やビタミンAの多さが際立つウナギ

脂質やビタミンAの多さが際立つウナギ

 

日本のウナギは、台湾東方の深海で孵化し、やがて柳の葉のような形をした透明な生物レプトセファルスとなって日本近海まで流され、沿岸でシラスウナギとよばれる稚魚に変わり、川をのぼるといわれています。

 

養殖ウナギはこの稚魚を育てたもので、現在では食用ウナギの大半を占めています。

 

食後に口の中に脂っこさが残ることがあるように、ウナギの身には多くの脂質が含まれています。養殖ウナギの場合、身の中に脂質が占める割合は約20%にもなります。

 

なかでも、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった多価不飽和脂肪酸が豊富で、コレステロールを血管壁に運ぶLDL(低比重リポたんぱく)を減少させ、余分なコレステロールを肝臓へ戻すHDL(高比重リポたんばく)を増やします。したがって、動脈硬化や心筋梗塞、脳血栓などの予防が期待できます。

 

 

栄養面でもう一つ目立つのがビタミンAの多さです。100g中約3,500IUは、牛肉の100倍に相当します。成人1日のビタミンA所要量が1,800IUですから、かば焼き50gほどで所要量を満たすことになります。

 

ビタミンAは、薄暗くても光の強弱を感じる明暗視や暗順応に働き、夜盲症を治すビタミンとして知られています。また、皮膚粘膜を強化する作用があり、不足すると呼吸器系の感染症などに対する抵抗力が低下します。

 

ただし、連日50,000IU以上とると、頭痛や吐き気、発疹といった過剰症を起こす場合があるので食べ過ぎに注意しましょう。

 

 

そのほか、疲労回復に効果のあるビタミンB1や成長を促すビタミンB2、細胞を丈夫にするコラーゲンなども多く含まれています。コラーゲンは肌をみずみずしくし、老化を防ぐ成分としても知られています。

 

関連:タンパク質組織をつくるコラーゲンの効果と肌の衰え

 

 

ウナギの選び方と保存方法

 

生きたウナギを買うときは身がふっくらしているものがよいとされていますが、養殖ウナギは大きいものほど味が落ちるといわれます。

 

ウナギの血清中にはイクチオトキシンという毒成分があり、血液が体内に入ると、下痢や血便、吐き気といった中毒症状をもよおしたり、目に入ると結膜炎を起こします。自分でさばくときは十分を注意が必要です。

 

白焼きやかば焼きを保存するときは、皿などにのせ、上にラップをかけて冷蔵庫に入れます。

 

なお、ウナギと梅干しは食べ合わせが悪く、おなかをこわすとよくいわれますが、科学的な根拠はなく、単なる迷信と思われます。

 

 

ウナギの栄養データ

 

()内は1日の栄養所要量に対する割合

脂質 32.0g
リン 345mg
カルシウム 143mg(23.8%)
ナイアシン 5.6mg
1.5mg(13.6%)
ビタミンA 7,050IU(391.7%)
ビタミンB1 1.13mg(141.3%)
ビタミンB2 0.68mg(61.8%)

※養殖もの1尾200g中

 

 

ウナギを使ったスタミナ強化に効果のあるメニュー

 

ウナギと焼き豆腐の椀もの

ウナギを使ったスタミナ強化に効果のあるメニュー【医食同源レシピ】

しょうゆ、塩で味つけしただし汁に、ゴボウ、焼き豆腐を加えて加熱し、最初に焼き豆腐をとり出し、器に盛ります。

 

焼き豆腐の上にウナギのかば焼きをのせ、さらに火のとおったゴボウを盛り、ワサビを添えます。少量で高カロリーを摂取できるウナギは体力の衰えているときや食欲のないときに最適です。

 

ウナギだけでは栄養が偏りがちなので、ほかの素材と組み合わせて料理しましょう。ゴボウには食物繊維が、豆腐にはアミノ酸スコアの高い良質のタンパク質が豊富です。

 

ゴボウの栄養・効果効能

 

うざく

 

一口大に切ったかば焼きと小口切りにしたキュウリ、うす切りにしたミョウガを合わせ、二杯酢を加えてあえます。

 

さっぱりした味なので高齢者の口にも合います。ミョウガをたくさん食べると物忘れがひどくなるというのは迷信です。

 

 


 

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