ニンジンの栄養・効果効能 【医食同源レシピ】

ニンジンの栄養・効果効能 【医食同源レシピ】

ニンジンの栄養・効果効能

ニンジンの栄養・効果効能 【医食同源レシピ】

 

【ニンジンの特徴】

 

ビタミンAの含有量は、モロヘイヤ、シソ、パセリに次いで緑黄色野菜中4位です。シソやパセリは一度に大量に食べられませんが、ニンジンは調理法によってはたくさん摂取できます。

 

  • 体内でビタミンAに変わるカロチンが豊富です。ビタミンAは脂溶性なので、油と一緒にとると、いっそう吸収されやすくなります。
  • 食物繊維が多いので、便秘の解消にもなります。キャベツやセロリなどほかの食物繊維とともに食べると、より効果的です。
  • ビタミンCを酸化するアスコルビナーゼを含んでいるので、生のままほかのビタミンCが豊富な野菜と組み合わせるときは、酢を加えるなどの工夫が必要です。

 

ニンジンは、がんを予防するカロチンが豊富

ニンジンは、がんを予防するカロチンが豊富

 

ニンジンには、東洋種の細長い金時ニンジンと、広く市場に出回っているずんぐり形の西洋種の2種類があります。東洋種、西洋種ともに赤っぽい色をしていますが、そのもとはカロチンといわれる成分です。

 

東洋種のほうが赤みが強いので、西洋種よりカロチンが多そうに思われがちですが、強い赤みはトマトやスイカなどにも多く含まれるアントシアンという色素によるもので、カロチンは西洋種のほうが豊富です。

 

トマトの栄養・効果効能

 

カロチンにはいくつかの種類がありますが、大部分がβ-カロチンとよばれるものです。β-カロチンは、がんなどの引き金となる活性酸素を体外に排出する働きがあることから、がんの予防、とりわけ膵臓がんや肺がんのリスクを下げるといわれています。

 

 

摂取したカロチンはそのままの形で吸収されるものもありますが、一部はビタミンAに変わります。ビタミンAはのどや鼻の粘膜の乾燥を防止するので、細菌感染に対する抵抗力を高めます。

 

また、ビタミンAは、目の網膜の細胞の中にある視紅の成分で、ビタミンAが不足すると光への反応が鈍くなり夜盲症を引き起こします。

 

ニンジンには鉄分やカルシウム、ビタミンCビタミンB1ビタミンB2なども豊富です。食物繊維も多いので、便の量を増やし、便秘の解消、ひいては結腸がんの予防も期待できます。

 

 

ニンジンで注意しなければならないのは、ビタミンCを破壊するアスコルビナーゼという酵素が含まれている点です。

 

大根おろしにニンジンを合わせるなど生でほかの野菜と組み合わせるときは、アスコルビナーゼが熱と酸に弱いという性質を利用して、ゆでたニンジンを使ったり酢を加えるなど、ビタミンCの破壊を防ぐようにします。

 

野菜の栄養とその効果

 

 

 

ニンジンの選び方と保存方法

 

皮の色が全体的に鮮やかでつやがあり、首の部分に青みや黒ずみのないものを選びます。

 

カロチンは皮に近いところに多く存在するので、ピーラー(皮むき器)などを使って皮はできるだけ薄くむくか、よく洗って皮つきのまま使います。

 

ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、生で食べるよりも、油で炒めたり、肉と一緒に調理するほうが効果的に摂取できます。

 

保存するときは、新聞紙に包んで冷暗所に置きます。冷蔵庫に入れる場合は、水気をふきとってからラップで包んだり、ポリ袋に入れます。ポリ袋で保存して袋内に水蒸気がたまったら、水気をよくふき、できるだけ早めに使いましょう。

 

 

ニンジンの栄養データ

 

()内は1日の栄養所要量に対する割合

カロチン 17,374μg
食物繊維 2.4g
リン 86mg
カルシウム 93mg(15.5%)
カリウム 952mg
1.9mg
ビタミンA効力 9,758IU(542%)
ビタミンB1 0.17mg(21.3%)
ビタミンB2 0.12mg(15.0%)
ビタミンC 14mg

※長1本250g中

 

 

ニンジンを使ったがん予防に効果のあるメニュー

 

ニンジンとちりめんじゃこのかき揚げ

ニンジンとちりめんじゃこのかき揚げ 【医食同源レシピ】

衣にニンジン、ちりめんじゃこ、青ジソを加えて混ぜ合わせ、180℃の油で揚げます。油で調理することで、ビタミンAの摂取効率が高くなります。

 

ちりめんじゃこの塩分とニンジンの甘さがあるので、天つゆや塩などを添える必要はありません。塩分を控えている人でも安心して食べられます。

 

ニンジンと牛肉のシチュー

 

バターで炒めたタマネギに、前もって表面を焼いておいた牛肉、ワイン、トマトの水煮、水、コンソメの素を加え、40〜60分煮ます。乱切りにしたニンジンを加え、さらに20〜30分煮込みます。

 

ニンジンは大きめに切ってシチューなど煮込み料理に使うと、柔らかく甘味があってたくさん食べられます。ニンジンの甘味は蔗糖(しょとう)とブドウ糖によるものです。

 

 


 

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