大豆の栄養とその効能

大豆食品の栄養価

大豆食品の栄養価

大豆食品の栄養価

 

消化吸収に優れた豆腐

 

消化吸収に優れた豆腐大豆そのものに比べ、豆腐は、熱に弱く、しかも水に溶けてしまうビタミンB群やサポニンは減少してしまいます。

 

しかし、カルシウムなどはむしろ増加し、大豆以上にからだによい面もあります。

 

大豆のような植物性タンパク質は一般に消化吸収が悪いとされますが、豆腐は消化しにくい繊維質を製造過程で分離してあるため、大豆そのものより大幅に吸収率がアップします。

 

豆腐のタンパク質の吸収率は97%にも達するので、ほとんど無駄なく吸収されるといってもよいでしょう。消化がよいため、胃腸の弱い人も安心して食べられます。

 

豆腐は豆乳から豆腐をつくる製造過程の違いによって、もめん豆腐と絹ごし豆腐に分かれますが、栄養分でも両者には多少の違いがあります。

 

もめん豆腐にはタンパク質、脂質、カルシウム、鉄、リンなどが絹ごし豆腐よりも多く含まれ、ビタミンB1は減少してしまいます。

 

一方、絹ごし豆腐はビタミンB1がそのまま残り、糖質、カリウムなどはもめん豆腐よりも多くなっています。

 

 

 

血栓を溶かす酵素をもつ納豆

 

血栓を溶かす酵素をもつ納豆大豆を納豆菌で発酵させたものが納豆で、栄養的にも優れた食品です。

 

納豆菌は多くの分解酵素を生みだし、大豆のタンパク質を分解して、アミノ酸に変える働きをします。

 

また、発酵の過程でビタミンなどの栄養素を増加させます。

 

原料の大豆と比較すると、納豆に含まれるビタミンB2は4倍で、ビタミンB6は10倍以上も含まれています。

 

納豆菌には強い抗細菌性があり、チフス菌や大腸菌など菌の繁殖を防ぎます。

 

さらに、豊富なビタミンB6が、発がん物質に変わる過酸化脂質の生成を防ぐというので、がんの抑制にも有効といわれています。

 

最近注目を集めているのが、納豆菌によって合成され、優れた薬効成分をもっているナットウキナーゼという酵素です。

 

1988年に発見されたこの酵素は、血栓を溶かす働きを備えており、納豆100gを食べると、心筋梗塞や脳梗塞の治療に使われる血栓溶解剤ウロキナーゼの1回分と同じくらいの効果があるとされています。

 

このほか、納豆に含まれるプロテアーゼという酵素には整腸作用があることも判明しています。

 

胃腸が弱く消化不良ぎみの人や、おなかをこわしやすい人は納豆を毎日食べるとよいでしょう。

 

ただし、ワーファリンという血液凝固防止剤を投与されている人は、医師の指示に従いましょう。

 

納豆に多量に含まれるビタミンKは、血流を凝固させるプロトロンビンなどのタンパク質をつくります。

 

ワーファリンはビタミンKの作用を抑制して血流凝固を防ぐので、ビタミンKの豊富な納豆を多く食べると薬の効果はなくなります。

 

納豆の栄養・効果効能

 

 

栄養豊富な豆乳・おから

 

豆乳は豆腐を固める前の段階でできるもので、豆腐よりもさらに消化吸収がよく、しかも豆乳のタンパク質は同じ量の牛乳よりも多いとされています。

 

脂質も牛乳の約3分の2含まれていて、植物性のため血圧が高い人でも安心して飲むことができます。

 

おからは、すりつぶした大豆から豆乳をこしとった残りかすですが、栄養豊富な食品です。

 

タンパク質、カルシウム、ビタミンB群もあり、豆腐になると失われてしまう食物繊維もたっぶり含んでいます。

 

最近では、おからを素材にしたクッキーやパンなども売られています。

 

麹(こうじ)の成分をもつみそ

 

麹(こうじ)の成分をもつみそみそは、しょうゆと並んで日本人に欠かすことのできない調味料です。蒸した大豆を原料として、これに塩と麹を加えて発酵させ、樽などに寝かせて熟成させます。

 

みそには良質のタンパク質や脂質、ビタミンB群、カルシウムなどがたくさん含まれています。さらにリノール酸やレシチンなど大豆に含まれている有効成分がそのまま入っています。

 

麹に含まれるコウジ酸には、メラニン色素の生成を抑える働きがあります。したがってみそには肌の美白効果も期待できます。

 

 

みその効能もさまざまな研究から明らかにされています。少し前まては、みそ汁は塩分を多くとりすぎてしまうというので、敬遠される傾向にありましたが、みそ汁を毎日飲めば胃がんにかかりにくいという報告も出されています。

 

確かにみそ汁1杯に含まれる塩水は約1.5gで、厚生省が出している1日の塩分の摂取量の目安が10gですから毎食みそ汁を飲むと、その半分近くを摂取してしまうことになります。

 

塩分のとりすぎを避けるためには、ワカメや大根、ネギ、ジャガイモといった塩分を排出する働きのあるカリウムが多く含まれた食品を具として使うとよいでしょう。具だくさんのみそ汁にすれば、汁の量も減るのて減塩効果はさらに上がります。

 

塩の過剰摂取と健康への影響

 

 

発芽でビタミンCが増える大豆もやし

 

発芽でビタミンCが増える大豆もやしもやしとは、植物の種子を発芽させたものの総称ですが、通常もやしというと豆もやしを指します。市場で出回っている主な豆もやしは、大豆もやし、縁豆もやし、ブラックマッペもやしの3種類です。

 

大豆もやしは韓国料理のナムルやビビンバによく使われるもので、茎がまっすぐで太く長いのが特徴です。

 

栄養豊富な大豆から芽を出した大豆もやしは、良質なタンパク質を受けついでいますが、もやしになるとき、タンパク質の一部がアミノ酸に分解されます。

 

このアミノ酸のなかには有害なアンモニアを体外に排除するアスパラギン酸や、神経の安定に効果のあるセロトニンの原料となるトリプトファンなどが豊富に含まれています。

 

また、発芽によって原料の大豆にはほとんどなかったビタミンCが急激に増加するのも特徴です。ビタミンCは体内では合成できないため食品から摂取する必要があります。

 

ビタミンCが不足すると血が止まらなくなったり、血管がもろくなります。これは皮膚や毛管を丈大にする働きをするコラーゲンという物質の生成に、ビタミンCが必要だからなのてす。

 

コラーゲンはまた、がん細胞の増殖を抑制する働きもあり、ビタミンCの重要性が以前にも増して強調されています。

 

モヤシの栄養・効果効能

 

 


 

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