除去されなかった活性酸素が原因で引き起こす病気

除去されなかった活性酸素が原因で引き起こす病気

除去されなかった活性酸素が原因で引き起こす病気

スカベンジャーによって除去されなかった活性酸素は、血管を通ってからだ中に運ばれ、さまざまな病気を引き起こします。

 

除去されなかった活性酸素が原因で引き起こす病気として以下の8つの病気があります。

 

 

【血流障害】

血液循環に障害が生じた場合を指し、動脈硬化がその代表的なものです。動脈硬化は、心臓では心筋梗塞、狭心症、脳では脳梗塞、脳出血などの原因となり、突然死につながる危険性の高い病気です。

 

動脈硬化の原因は、血管の中にアテロームという粥状(じゅくじょう)の隆起ができることです。この隆起は、泡沫(ほうまつ)細胞の中にあったコレステロールの結晶や壊死細胞が固まったものです。アテロームができる原因は、肝臓でつくられて組織の生体膜になるために各組織に送られる途中のコレステロールが、活性酸素によって酸化されることに始まります。

 

 

【がん】

細胞のDNA(デオキシリポ核酸)の中にはがん遺伝子、がん抑制遺伝子、DNA修復遺伝子があり、それらの関連で正常な細胞ががん化するという説が有力になってきました。

 

発がん物質やウイルスの侵入、紫外線や放射線の照射などで細胞のDNAに障害を受けると遺伝子の調整ができなくなり、がん細胞が発生するとみられています。細胞のDNAの損傷に活性酸素がかかわっているといわれています。

 

 

【糖尿病】

血糖値が高いのが糖尿病で、血糖値を正常に保つのがインスリンというホルモンです。

 

したがって、インスリンをつくるシステム、インスリンを受けとるシステム、ブドウ糖(血糖)を必要とする組織に配分を命令する遺伝子などに欠陥があり、そこに肥満やストレスといった要素がからむと、糖尿病になると考えられています。

 

一方、細胞内のミトコンドリアの働きに障害が起こり、体内のブドウ糖活用の仕組みに異常が生じる病気があります。これは、ミトコンドリア遺伝子に活性酸素が何らかの影響を与えていると考えられます。

 

インスリンの分泌でかなりのATPを消費しますが、ミトコンドリア遺伝子に障害があると、ATP製造が追いつかなくなるためインスリンの分泌が弱まり、血糖値が上がってしまうのです。

 

 

【肝炎】

肝臓はエネルギー生産が盛んな臓器ですから、活性酸素が発生しやすいところです。

 

また、食品添加物、薬物、化学物質、アルコールなどが体内に入ってきたときに、それらを異物とみなして解毒するシトクロムP450が活躍するところでもあり、この解毒過程でも活性酸素が発生します。

 

このように肝臓は、解毒に重要な働きをする臓器であると同時に、活性酸素によって傷つけられやすい臓器でもあるのです。肝臓に過剰な負担を加えると、活性酸素による発病の危険性を増すことになります。

 

 

【慢性胃炎・胃潰瘍】

慢性胃炎は、胃が長い間、食物や化学物質などに接しているうちにだんだん疲れてきて、粘膜が炎症を起こす病気です。

 

胃の炎症部分に限らず、人体の炎症部分にはマクロファージ(大食細胞)や好中球などの免疫細胞が集まり、活性酸素を発生させ続けます。それがさらに胃壁を傷つけるので、なるべく胃に負担をかけないライフスタイルを心がける必要があります。

 

胃潰瘍は、摂取した食物を消化するために分泌される胃酸などが出すぎて、胃の粘膜を溶かしてしまう病気です。

 

胃酸、ペプシンなどの消化酵素の分泌を強めたり、胃の粘液の分泌を弱める要因は、ストレス、アルコール、タバコのニコチンなどで、いずれも活性酸素を発生させやすいものばかりです。

 

 

【アトピー性皮膚炎】

アトピー性皮膚炎がなぜ引き起こされるのか、現在までのところ決定的な原因はわかっていません。しかし、重症患者が大都市や工業地帯周辺に多いことから、環境汚染の影響が否定できないといわれるようになりました。

 

ここにも活性酸素が関与しています。

 

アトピー性皮膚炎の特徴の一つに、皮膚が乾燥してカサカサになることがあります。この症状は、皮膚の保湿機能を減退させる過酸化脂質が関与しているためとみられています。

 

自動車の排気ガスや工場からの煤煙などには窒素酸化物が含まれていますが、これが体内に入ると活性酸素を発生させ、不飽和脂肪酸と結びついて過酸化脂質を生じさせてしまうのです。

 

 

【白内障】

白内障は高齢者に多い病気で、目の水晶体が濁るために光が屈折せず、物を鮮明に見ることができなくなる病気です。水晶体が濁ってくるのは、目は常に光にさらされているので活性酸素が発生しやすく、それが水晶体を構成しているタンパク質を、酸化・変性させるからです。

 

水晶体はからだのほかの部分と比べても、抗酸化作用の強いビタミンC濃度が高いところです。若いうちはビタミンCが活性酸素の活動を抑えているのですが、加齢とともにその含有量が減ってくるため、老化と密接に関係して白内障が増えてくるといわれています。

 

 

【老化】

細胞は長い年月のうちに酸化されたり、酸化を防ぐ機能が衰えていきます。これが老化です。

 

体内で発生した活性酸素は、細胞膜の不飽和脂肪酸を酸化し、過酸化脂質に変えてしまいます。

 

こうして各臓器の働きが衰えていくと同時に、加齢とともに活性酸素を除去する酵素の力も徐々に弱まってくるので、老化が進むのです。

 

 

活性酸素が原因で引き起こす病気を予防

 

 

除去されなかった活性酸素が原因で引き起こす病気

 

さまざまな病気の原因になる活性酸素を、なるべく体内で発生させないようにするには食事をはじめ、日常生活にも注意することが大切です。

 

食生活では、スカベンジャーの発生を促す良質のタンパク質やビタミン類などをバランスよく摂取しましょう。

 

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また、添加物がたくさん含まれている食品は、活性酸素を大量に発生させますので、できるだけ控えます。

 

 

健康を維持するために毎日運動を欠かさないことも大切ですが、激しい運動は活性酸素を大量に発生させます。適度な運動を心がけることで予防しましょう。

 

また、活性酸素を大量発生させるタバコやアルコール類はやめるか控えめにします。炎天下では日傘や帽子で直射日光がからだにあたるのを避ける工夫をしましょう。

 

また、ストレスは神経や内臓を傷める原因になり、活性酸素を発生させることにもつながります。自分なりのストレス解消法をもつことが、活性酸素から身を守ることにもなるのです。

 

活性酸素が増える原因と発生を助長するもの

 

活性酸素を除去|抗酸化作用を補う食品

 

 

 

 

 


 

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